オーストラリアは南半球にある新しい国、移民の国(それも、イギリスの流刑地)。広大な国土を持つ大きな国。1956年にメルボルン・オリンピックが開催されて水泳でローズと山中が大接戦、2000年にはシドニーで南半球2度目のオリンピックが開催される。オペラ・ハウスの白い屋根とエアーズ・ロックの赤い色が印象的。日本では見られない南十字星が輝いて、アボリジニという先住民がいて、コアラがいて……。
オーストラリアへの旅行を思い立つ前までは、ただ漠然とこんな知識を持っていただけかも知れない。
旅行に当たって、膨大な情報を収集した。オーストラリア大使館から資料を取り寄せ、インターネット上のホームページを検索し、ガイド・ブックを読み漁り、ECCの先生と酒を飲みながら話を聞き……と、小生の旅行はいつも頭でっかちになる。
そして、そんな知識を持って実際に訪れたオーストラリアは、ほんの一部を除いて、決して小生の期待を裏切らない、素晴らしい国だったのである。
■基本データ
| 国 名 |
オーストラリア連邦
Commonwealth of Australia |
| 政治制度 |
立憲君主制 |
| 元 首 |
エリザベス女王2世 |
| 国 歌 |
Advance Australia Fair (MIDI file) |
| 面 積 |
7,686,848平方km |
| 人 口 |
約2,060万人(2006年4月現在) |
| 首 都 |
キャンベラ Canberra |
| 人種構成 |
イギリス系 77%
イタリア、オランダ、ギリシャ、ドイツなどヨーロッパ系 19%
アジア系 2%
アボリジニ(混血を含む) 30万人 |
■大きくて小さな国オーストラリア
オーストラリアは広い。国土面積は日本の約22倍。東西の距離は約4000km、赤道1周の約10分の1におよび、南北も約3100kmある。
従って東西では2時間の時差があり、南北では、北部のダーウィンやケアンズが熱帯性気候なのに対し、南部は温帯に属し、日本と同じように四季がある。
しかし、この広い国土に住まう人間は僅か2000万人。日本の15%にも満たない。そして、その人口のほとんどは東南部の海岸地帯に集中している。都市への人口集中度は日本の比でなく、首都と州都6都市だけで全人口の約60%を占める。
1788年、フィリップ艦長率いる第一次船団でシドニーにやってきたのは約1500人。その船団にはイギリス人だけでなく、アイルランド人やスコットランド人なども含まれていた。アボリジニを除く人口が100万人に達したのは入植開始から70年経った1858年、200万人に達したのはその19年後の1877年。そして300万人に達したのはさらに12年後の1889年だった。
■8つの独立国?
 オーストラリアには、ニュー・サウス・ウェールズ、クィーンズ・ランド、西オーストラリア、南オーストラリア、ビクトリア、タスマニアの6つの州と、ノーザン・テリトリー(北部準州)、オーストラリア連邦首都特別区の2つの特別区があり、それぞれの州と特別区は、日本の都道府県とは比べものにならない強い自治権を持っている。
◆連邦政府
オーストラリアの国家元首であるエリザベス女王二世の代理を務める連邦総督(6人の州総督と共に女王の代理をする)を議長とする行政会議 Executive Council が法的裏付けを行う。
連邦政府は、外交と貿易、国防、税金、郵政と通信、通貨と銀行業、保険、移住、社会福祉および婚姻に関する事項を掌握している。また、各州に対して財政交付金を給付する権限をもっている。
◆州政府・北部準州・首都特別区
教育、医療衛生、産業開発、警察、道路、公共交通機関などは州政府の管轄。州政府は連邦政府から財源援助を受けるが、独自に徴税することもでき、州政府レベルの行政サービスを行っている。
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