QLD、コアラ生息数が激減
政府の緊急な対策がなければ絶滅の危機
12月6日、環境保護庁 Environmental Protection Agency (EPA) の調査で、QLD州南東部のコアラの生息数が40%も減っていることが突き止められ、緊急に対策を迫られている。
レッドランズ Redlands でのEPAの調査とパイン・リバース Pine Rivers での民間調査機関の調査で、2001年以来コアラの生息数が激減しており、現在では州南東部には2万頭もいないと推定され、パイン・リバースでは2001年以来45%も減っており、レッドランズでも市街地で40%、農村部でさえ15%も減っていた。
そのため、持続性と気候変動担当のアンドリュー・マクナマラ Andrew McNamara 大臣は、「タスクフォースの勧告に基づき、政府は、2020年までにコアラ生息地を拡大すること。コアラ生息地のマッピングに2,000万ドルを投じ、2009年にマッピングが完了するまで州有地の処分を凍結すること」などを発表した。さらに、市街地地域外でコアラ生息地として改善が可能な土地を強制的に買収することができるように、州政府の権限を強化すると述べている。
また、州政府と地方自治体とでこの問題を協議し、飼い犬の規制や住宅建築認可条件を厳しくするなども検討する。当面は、コアラ生息に適したユーカリ林の保存などの行政規制を実施するとしている。また、道路をコアラがよく横断する地点にコアラにとって安全な設備を作るなどの対策に1,000万ドルを計上すると発表した。大臣は、「既存の政府コアラ保護計画は有効ではなく、根本的な対策が求められている」と語っている。(AAP)

