タスマニアの海岸で「巨大イカ」
タスマニアの西岸にあるストラハン Strahan 近郊のオーシャン・ビーチ Ocean Beach で10日、深海に生息する巨大イカの死骸が打ち上げられ、科学者達の注目を浴びている。
タスマニア州公園野生局 Tasmania Parks and Wildlife の調査で深海に棲むダイオウイカ Architeuthis と判定され、当局の係官は、「イカの体重は250kg、外套は約2m、胴も2m程度はあるが、脚は絡みあっており、測れなかった。ダイオウイカはマッコウクジラのエサになり、マッコウクジラはタスマニア島の西海岸によく打ち上げられるが、ダイオウイカが打ち上げられたのは初めてだ」と語っている。
タスマニア州博物・美術館 Tasmanian Museum and Art Gallery の無脊椎動物担当学芸員主任のジェネフォー・ウォーカースミス Genefor Walker-Smith さんが科学者グループを連れて現場に駆けつけ、DNA分析のため組織標本を採取。検視のためにホバートに運ぶとしているが、おそらくこれまでに発見された中では最大級ではないかとみられている。
これまでに発見されたイカの最大記録は体長8m。ウオーカースミスさんは、「またとない発見。組織試験もするし、写真も撮り、体格の測定もする」と語っている。また、食用に向くかどうかという問題では、「ダイオウイカは深海で浮力を維持するために体に大量のアンモニアを含んでおり、料理には向かない。とてもおいしいといえるものではないはず」としている。
タスマニア博物館のデビッド・ペンバートン David Pemberton 学芸員は、「島の東や南東の海岸では時折打ち上げられるが西海岸では珍しい」と語っている。また、打ち上げられたイカは新鮮で、死んで1日も経っていないとみており、標本として博物館で陳列する予定。

