オーストラリアのもう一つの鉄道 Cane Railways

「車窓」では今、Tilt Train を紹介している。
ケアンズをブリスベンに向かって出発した列車は、50キロほど走ってバビンダ Babinda に到着する。
このバビンダは行政区域的にはまだケアンズ市内で、人口は千数百人。ここには大きな製糖工場 Sugar Mill がある。

ところで皆さんは、オーストラリアの「もう一つの鉄道」、サトウキビ鉄道 Cane Railways のことをご存知だろうか?
私たちの最初の旅で、バスでケアンズからブリスベンに向かう途中、ブルース・ハイウェイに並行して走る線路を見つけた。
はじめは当然普通の鉄道線路だろうと思っていたのだが(当時は Tilt Train はブリスベン~ブリスベン間だけでこの辺りはまだ運行されていなかったが)、そのうちどう見ても線路の幅が極端に狭いことに気がついた。数十センチあるいは1メートルくらいしかない、トロッコ鉄道のような線路なのである。
そんな線路が道路と並行し、時には道路を横切って延々と続く。

そのうち納得の光景に遭遇した。その線路をサトウキビを満載した籠のような貨車を引っ張った列車が走っているのに出会ったのだ。
この列車は、この地域一帯に広がるサトウキビ畑で刈り取られたサトウキビを製糖工場まで運ぶもの。
Cane Railways は、クイーンズランド州だけでもその延長は約4000kmに及び、収穫時期(年2回)にはフル稼働で運転されている。
まさに、「オーストラリアのもう一つの大動脈」なのだ。

cane_railway3.jpg

cane_railway2.jpg 

詳しくは、2000年の旅日記・こぼれ話「もう一つの鉄道」で書いたので参照されたい。

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