雨の神様への祈り
昨日11月1日にレベル4の用水規制に突入したクイーンランド州南東部。
新規のダム建設などの政府の水資源対策に遅れが目立ち、住民の批判がますます高まっているが、クイーンズランド州ののリーダーたちは今日、遂に教会で雨の神に祈りを捧げ奇跡を願った。

乾ききった大地に燦燦と太陽が照りつけるこの日、ブリスベンのセイント・ジョン大聖堂 St John’s Anglican Cathedral に集まった政治家やあらゆる宗派の教会の指導者たちは、「空が灰色の雲に覆われ大量の雨をもたらしますよう」にと祈った。
ピーター・ビーティ Peter Beattie クイーンズランド州首相は集まった人達に対し、ブリスベンのすべてのキリスト教会が11月5日から12日までの1週間を雨への祈りの日とすることを依頼し、「オーストラリアは記録的な干ばつにあえいでいる。クイーンズランドの人々はこれに耐えている人たちを支えるため団結しなければならない。」と語った。
そして、英国国教会のフィリップ・アスピナル Phillip Aspinall 大司教は、「人類は地球の資源を常に賢く公平に使ってきたとはいえない。考え方を変える必要がある。既に農村では何人かの人が自殺という手段に訴えてしまった。彼らの苦しみを感じ哀れみをもって応じるのが我々の責任である。」と応えた。
アスピナル大司教は集会の後、「ある人が、自殺者まで生んでしまった事態について、果たして我々の政策は農村地域に対して上手く働いているのか否か再評価して欲しいと書き送ってきた。」と語り、ブリスベン・カソリック教会のジョン・バサスビー John Bathersby 司教も、「私達は利己的になってしまっている。地球の資源は永遠に続くものと考えているが、それが間違っていることに気がつくべきだ。」と語った。
クイーンランド水資源局のエリザベス・ノスワージー Elizabeth Nosworthy 長官も雨乞いの祈りを捧げ、「雨が降るか否かは神の手に委ねられている。」と述べた。
野党党首のジェフ・シーニー Jeff Seeney 氏は、「クイーンズランドは政府の怠慢のせいでなんらの解決策も持たず、遂に神に助けを求めるしかなくなってしまった。政府はインフラ整備に失敗し、雨乞いを最後の手段に選んだ。希望を持って一緒に祈ろう。」と厳しい非難を込めて語った。

